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2006年11月21日

のし

贈り物を紙で包んで水引をかければ、これで体裁が整ったというわけではありません。次に必要なのは、のしを貼るということです。   のしは、日本の贈答の特徴ともいえるもの。もともとはあわび貝を薄くのして干したもので、生ものの象徴でした。これを包装の上から右肩に貼ることで「生ものを添えました」という意味になります。これも贈りものを紙で包むことと同様、贈りものが神仏への供え物という思想に原点があるようです。 ですから、生もの以外の贈りもの、例えば反物や陶器、装飾品などの贈りものにはのしを貼るのがしきたり。反対に、鰹節や鮮魚などの生鮮品には、贈りもの自体が生ものなのでのしは不要です。当然、生ものを供えてはいけない仏前への供物にものしは不要です。 こういった習慣も、現在ではずいぶん誤りがあります。古いしきたりにこだわるというよりも正しい知識として知っておくと、年配の方などに贈りものをするときや大切な贈答品を贈るときなどに便利です。とくにギフト店の方たちには気をつけていただきたいポイントです。

水引き

包んだ紙が開かないように結ぶのが水引です。これはかつて中国からの渡来品の箱が紅白の麻糸でくくられていたのが変化したものと言われ、このため一般慶事には紅白、結婚や長寿のようなお祝いごとには豪華でおめでたい金銀を用いることもあります。反対に、弔事には黒白か銀一色のものを使うのが一般的。ただし、神式には白のみ、また法事などの先祖祀りには黄白を使う地方もかなりあるようです。 水引の数は、一般には五本。大きな品や大事な贈り物には七本、九本などと奇数で増やしていきます。しかし、最近では既製の水引は五本がほとんどで、結婚祝いの場合は二筋合わせて十本にすることが多いようです。 結び方は、しっかりと固く結ぶ本結びが「結び切り」と呼ばれているもの。一般の贈り物には両方に輪をつくる「蝶結び」、さらに一方だけ輪をつくる「片輪結び」もあります。これは端を引くとすぐほどけるので、ちょっとした贈答品に使う略結びとされています。うまく結ぶコツは、水引をしごくこと。とくに結び目になる部分は、よくしごいておくと結びやすいでしょう。 最近では、地方によって結び方の習慣が違うことも心得ておきましょう。二度とあってはならない結婚祝いや弔事には本結び、何度あってもいい贈り物には蝶結びにするのが関東を中心とする傾向。関西では一般の贈り物でもていねいにしたいときは結び切りを使います。

祝儀袋

冠婚葬祭をはじめ、日常のおつきあい中で人に物を贈ったり、お礼の意味でお金を包むことが多くあります。そんな時、お金や品物をむき出しで差し上げるのは礼儀にかけます。そこで和紙に包んで差し上げたのが、「祝儀・不祝儀袋」の始まりです。

ふくさ

ふくさとは、ご祝儀などを包むふろしきのようなもののこと。最近の若者の中には、ご祝儀をふくさに包まず持参する人を多く見かけるが、結婚式のマナーとしては不適切である。

金包み

金包みとは、結納金の金包みのこと。目録への書き方に地方差はあるが、男性から女性へ贈るときは「御帯料」、「小袖料」、女性から男性に贈る場合は、「御袴料」。
金額は、男性の場合、月収の二~三ヶ月分が目安とされ、全国的な平均では、50~100万円。女性は、「御帯料」「小袖料」の半額程度を用意するのが一般的で、これがいわゆる「半返し」のしきたり。関東地方では、ほとんど当日に返すが、後日返す地方も多くある。いずれの場合も、状況に応じて、無理をしないことが大切。

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